エーテルと転がれ、リリイ・シュシュの日！

今日は岩井俊二が監督の『リリイ・シュシュのすべて』を観て来た。想像よりも 良かったかな。うん、カラダにくる。いや、胸にくる 2時間30分やったよ。全然 長く感じなかったし。今の 十代の子供達の内面が 崩壊して行く様や それを 取り巻く世界を 今まで他の映画がフィルムに収めなかったカンジで 丁寧に説明深すぎずに映像にしてたね。同じ十代の 少年少女達を描いた『バトルロワイヤル』よりも、痛く、狂おしく、せつなく、美しく、深い作品 やったかな。なんか 他に観た人間と グラスを片手に イロイロと 語りたい気分であるな。

俺の場合、「何も考えずに ただ面白いだけでオッケー！」的で ジェットコースター感覚な 映画も大好きなのだが、心に残って行く作品というのは、観終わった後にも、いろんな事を考えさせられたり、感じさせられたり するようなのが 圧倒的に多い。（娯楽的な部分でしか 映画を見ない人には 退屈なんも あるかも知らんけどな〜。でも、音楽もそうでしょ？）

しかし、昨今の日本の映画シーンは、今までに無く面白いね。一昔前は邦画って言ったら アイドル系か 動物系か 極道モノか アニメ ってカンジやったもんね。やっぱ、特撮ものやアクションものはハリウッドとは 勝負にならんから、今の日本人らしさを 丁寧にフィルムに焼きつけていかなね。そういうのが 海外で高い評価も 得て来てるしね。俺も今年は日本の映画をたくさん観たぞ。中でも『式日』『RUSH!』なんかはオススメかな。『DISTANCE』も俺は良かった。

というワケで、映画に興味のナイ人には つまらない日記になってしまったかも？やけど、『トゥームレーダー』とか見るんやったら、『リリイ・シュシュの〜』を観てみるのも グ〜やと思うぜ！見ればタイトルのエーテルって言う言葉もわかるゼヨ！じゃあ、風邪なんぞ ひきなさんなよ！SEE=YOU!