オレの人生は 酔っ払い運転 みたいなモノなのかもしれない。道を何度も間違って来たのかもしれない。標識なんて気にせず 走って来たのかもしれない。スピードを上げた分だけ 傷を付けてきたのかもしれない。急カーブに飛び込んで行っては 大切なモノも落っことして来たのかもしれない。赤信号は こんなオレに「気をつけな!」と イツの時も 忠告してたのかもしれない。

バックミラーの中に 消え去って行った 過去の景色と いつかのオレの影、フロントガラスの向こうには 明日と言う世界が雨に煙ってる。 静かに揺れるワイパーは さっきから容赦なく 今この瞬間を切り刻み続けてるかのようだ。誰かの速度に合わせて 駆け抜けて行く気なんてサラサラ無いさ。過去と言う場所で 渋滞に巻き込まれて 身動き取れなくのはゴメンさ。そう!思いのままに アクセルを踏み続けるだけさ!ほら、遠くでダレかのクラクションが呼んでるぜ!

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